コノシロ

泗川海に集まるコノシロ

「コノシロ1匹で新米ご飯を10杯食べられる」、「コノシロの頭中にはごまが三斗」、「コノシロを焼く匂いで家出した嫁も戻って来る」などコノシロに対する表現が多様であることをみても、古今東西を問わず人々のコノシロに対する深い愛情が伺える。コノシロは南海岸及び西海岸など、あちこちで多量に取れる魚であり、最近ではそこかしこでコノシロ祭りが開かれている。特に、泗川の大圃村は、我が市でコノシロ祭りが最初に始まった村であり、大圃村の住民は100世帯のうち30世帯以上がコノシロ操業で生計を立てる。コノシロの季節になれば誰もが忙しくなるが、船で乗り出して10~20分ほど網作業をすれば1日の糧食が十分採れるほど、大圃村はコノシロが多く採れる所だという。

現在、泗川市のコノシロ祭りは三千浦港へ移り、八浦飲食特化地区で毎年7~8月頃に開かれる。骨が柔らかく、肉質が柔らかい夏のコノシロを利用した刺身、和え物、焼き魚など、多様なコノシロ料理を気軽に味わうことができる。



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